新版 岩石・鉱物・地層(かながわの自然図鑑1)
出版社:有隣堂
発売日:2016/2/22
単行本(ソフトカバー):159ページ
新版!かながわの自然図鑑❶ 岩石・鉱物・地層
この図鑑と出会ったきっかけは、「神奈川県ではどんな石が拾えるの?」と思ったこと、有名どころの立石公園では「メノウ」が拾えるけれど、もっと他に拾えるところはないんだろうか?と思ったことでした。
中のの個人的な趣向としては、透過する石が好物なのでできればもっとメノウのようなきれいな石を拾ってみたかったりもします。
しかし、神奈川県ではなかなか出会うことができませんでした。
そんな時、立石公園と同じような地質の場所はないだろうか?と考え、そんなことがわかる本があるだろうかと探してみると、ピンポイントで「かながわの自然図鑑」が!
これは神奈川県民として買わなければ!と手に取ったのがこの図鑑です。
どんな内容?
「岩石(火成岩、変成岩、堆積岩)」「地層」「鉱物」「地形」「歴史」と各項目に分かれ記載されており、自分の気になる場所をすぐに確認することができます。
「岩石編」では、冒頭に岩石の説明からはじまり、紹介された岩石のページからは該当する岩石の標本写真、特徴・分布と時代・岩石の特徴・分布図、さらに偏光顕微鏡の写真や露頭の写真も載せられています。
「地層編」では、分布・岩相・特徴・層厚・時代と細かく記載されており、岩石や化石など産出されたものも見ることができます。
「鉱物編」では、各元素の鉱物で分類されており、鉱物名(英名)・化学式・結晶系・産地・神奈川県産の特徴が記載されています。実際に神奈川県で採取された標本写真もみることができます。
「地形編・歴史編」は各地形の写真を見ながら名前を知ることでき、そのあとにつづく歴史を知りながら大地の変化を確認することができます。
場所によっては、少々専門的な知識が色濃いので読んでいてもはてなマークが頭に浮かぶことも…初心者には少し読み込む必要がありそうです。
まとめ
- 本当に、この一冊で神奈川県の大地を網羅することができる
- 冒頭のあいさつとはじめにからワクワクが止まらない
- 初心者には読み込みが必要である…
冒頭のあいさつとはじめに、を読んで神奈川県の大地を愛する人が作った本なのだなとなんだか暖かいものを感じました。
しかし、まだ私の知識量が追い付いていない、というかほとんどないのでなんども読み込み、現地へ行くことが一番理解を深めることだと思います。
まずは一通り目を通しましたが、今後読み込んで行きたいです。
「あ、ここはローム層だよ」とか言ってみたい、中のでした。
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